黒ホリを暗闇に見せるライティング

作例_ハニカム35
お世話になっております。アリスパラノイア・スタジオのユキムラです。
今回は、黒ホリを使って、人物が暗闇の中にいるように写すライティングのお話です。

あくまで、ユキムラが撮る場合に行っている事ですし、もっと効率の良い方法かもあるかも知れませんが、何かのご参考になればと、まとめさせて頂きました。

あわせて、黒ホリ撮影で便利な、アリパラの機材についても、ご紹介させて頂きます。

「背景紙+床材(クッションフロア)」で背景を作ったので、厳密な意味での「黒ホリ」ではありません。
・勿論、背景紙(2.7m)を床まで伸ばし、黒ホリを作る事はできます。
(背景紙は消耗品なので、床に敷いた長さ分、ご料金を頂いております。1m1,000円)
・クッションフロアは、暗色の石畳風で、光沢も若干あり、風合いが面白いです。
 (床をクッションフロアにした場合は、背景紙代は、かかりません。)

まずは、ストロボ(ソフトボックス付)2灯を左右斜め前に設置して撮ってみますと…
作例_ソフトボックス_正面
F8・1/125・ISO:100
背景や床まで光ってしまい、暗い場所、という風には見えません。

これを、「背景」にストロボ光が当たらないように工夫すると、暗闇の中にいるように撮れます。
具体的には、2つの工夫です。

①ストロボを置く位置
②ストロボ光を狭める


■ストロボの設置位置の例
黒ホリ撮影
以下の見本写真では、トルソーの左右横からストロボを当てています。実際の撮影の際は、モデルさんの顔の向き・ポージング等にあわせ、ストロボの位置・高さ・角度は調整が必要となると思いますが、できるだけ背景にストロボ光が当たらないようにすると、暗闇の中に見えます。

■ハニカムグリッドの場合
機材_ハニカムグリッド
六角形の格子で、ストロボ光の拡散を狭める器具です。目が細かくなるほど、照射角は狭くなります。
アリパラの備品としては、目の細かさの異なる3種(照射角度25°・35°・45°)を2セットご用意しております。
(大型ストロボ・モノブロックストロボに装着可能)

作例_ハニカム25 作例_ハニカム35 作例_ハニカム45
F8・1/125・ISO:100 (むかって左より、25°・35°・45°)
※画像をクリックすると拡大します。

ストロボ光を直当てしますので、コントラストが強い絵になるのが特徴です。

■グリッド付ソフトボックスの場合
機材_ソフトボックス_グリッド付
明暗を表現しつつ、柔らかめの光を作るには、グリッド付のソフトボックスが便利だと思います。
アリパラでは、60×90cmのサイズを2つ、ご用意しております。(大型ストロボに装着可能)

作例_ソフトボックス_グリッド
F8・1/125・ISO:100

ハニカムグリッドの見本写真と比べて頂けると、明暗の境が柔らかくなっているかと思います。
デメリットは、ハニカムに比べると、光が拡散する事です。(見本写真も背景にストロボ光が若干当たっています。)


■スヌートの場合
機材_スヌート
ハニカムグリッドよりストロボ光を狭める際は、スヌートを使用します。
アリパラでは、大型ストロボに装着できるものを、1つご用意しております。

スヌートの使用例は下記のように、斜め前から当ててます。
黒ホリ撮影(スヌート)

作例_スヌート
F8・1/125・ISO:100

スヌートは、ハニカムと比べても、極端に投影角度が狭いので、やや使い難くはあります。
(よく見ると、上記見本写真の背景には、ストロボ光は当たっていますし、トルソーの影がに写ってます。)
ただ、上手く使うと、ステージや舞台でのスポットライト的な表現を作る事ができます。
黒ホリではありませんが、分かり易い例ですので、こちらもご紹介させて頂きます。
赤カーテン背景01

以上、黒ホリでの、ライティング例でした。

なお、クリップオンストロボに装着できるハニカムグリッド・グリッド付ソフトボックス・スヌートも市販されています。また、ハニカムグリッドに関しては、こちらの記事で自作を試しております。ご参考までに。

■大型ストロボ・モノブロックストロボの利点
さて、今回の作例では、スタジオ備品である大型ストロボ(本体:CBC-12X・発光部2灯)を使いました。

大型ストロボ(モノブロック)は、上級者の道具と思われ、敬遠されがちかと思いますが、実際は、クリップオン多灯ライティングの方が難しいです。大型ストロボの方が簡単です。

ストロボの使い方を覚えたいという方にこそ、まずは、大型ストロボを触って欲しい、と思っております。

というのは、大型ストロボ(モノブロック)には、以下の2点の利点があります。

①圧倒的に光量が大きい
光量が大きいので、「明るい写真」も「明暗差のある写真」も、撮るのが簡単。

②ストロボ光が回る範囲を目視確認しながら撮れる。
大型ストロボ・モノブロックストロボの発光部には、モデリングランプという電球がついております。
このランプを使うと、下記のようにストロボ光が当たる場所を目視確認しながら、撮影できます。

作例_モデリングランプ

慣れてしまえば、モデリングランプのないクリップオンでも、おおよその光の回り方は予測できるようになるとは思いますが、「ストロボを勉強したい」というカメラ初心者の方には、まずは、大型ストロボを一度、ご体験頂き、ストロボ光の特徴を体感して頂く事が、上達の近道ではないかと、考えております。

ご使用方法は、ご説明させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

何卒よろしくお願いします。
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ユキムラモロカズ

Author:ユキムラモロカズ
アリスパラノイア・スタジオとカメラマン・ユキムラモロカズの活動をお伝えするブログです。


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