背景紙を使った撮影例その1

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2014/9/3 「世界征服〜謀略のズヴィズダー」ヴィニエイラ様 モデル:倉坂くるるさん

お世話になっております。アリスパラノイア・スタジオのユキムラモロカズです。
最近のアリパラは極端に走り過ぎてたので、今回は逆に、シンプルなご提案をしたく作例を撮りました。
背景紙による単色背景大型ストロボを使った撮影です。

同じモデルさん・同じキャラを、白と黒の背景紙で撮りました。
背景色・ライティング等で、どのように写りが変わるかのご参考にして頂ければと思います。
(全て「ISO100・F8・1/125」で撮影しております。)
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まずは白の背景紙で撮影した写真から。

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僕の基本ライティングはとても大雑把でして。「被写体の正面左右に、白いボードを立て、ボードに向けストロボ発光部を設置。ボードに光をバウンドさせて拡散」以上!って感じです。

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でも、そんなシンプルな形でも、こういう写真が撮れちゃうのが、光量のあるストボロの利点です。

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また、今回は、フワフワロリータに撮りたかったので、ボード・発光部は、モデルさんから、やや離れた位置に設置し、スタジオ全体を使って、光を柔らかく包むようにしてます。

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カメラのピクチャーコントロール設定は、スタンダードです。

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今回はヴィニエイラ様を表現する為に、柔らかい絵で撮ってみたかったので、上記の設定をしました。
(勿論、光源の位置やカメラ設定により、背景が白トビしたメリハリのある絵も白背景では作れますよ)

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ここからは、黒の背景紙です。

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白いボードを使って、ストロボ光をバウンドさせる、というのは前半一緒ですが。モデルさんに近づけ、左右斜め前から当てています。また、モデルさんに適度に影を付けたかったので、モデルさんの左右には、黒のボードを設置してます。

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カメラのピクチャーコントロール設定は、ビビットです。

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背景紙および左右の黒ボードは光を発射しないので、モデルさんを照らす光も変わっています。

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肌に適度に影が入る事で、前半の白背景とは違う印象になっていると思います。是非、見比べてください。

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また、「背景紙を使った撮影例その2」として、追加で撮影した写真もございますので、よかったら、あわせて、ご覧ください。記事は、こちら

以上、背景紙による単色背景大型ストロボを使ったサンプル写真でした。

さて、ここからは、背景紙やストロボについての解説です。

■背景紙について
背景紙を使った撮影は、シンプルな分、構図・ポージング・ライティングの効果が、分かり易く、写真の修練になります。僕も今回、とても練習になりました。

白・黒・他の色と、色々な背景紙で撮る事で、環境による光の回り方の変化が、スッと分かるようになります。その体験が、多様な撮影環境での応用力になると思いますよ。

■ストロボについて(大型ストロボの利点)
ストロボには、大型ストロボ(ジェネレータータイプ)、モノブロック、クリップオン、の3種があります。

大型ストロボ:電源部(ジェネレーター)と発光部(ヘッド)で構成
モノブロック:電源部と発光部が一体になったもの
クリップオン:電池式の小型ストロボ

で、この3つ、発光の仕組自体は一緒なのです。だから基本的には同じものなのです。

でも、個人的には、初心者の方にこそ、大型ストロボ(ないしモノブロック)を体験される事を、オススメしたいです。

それは、何故かというと。理由は2つ合って…

1つは発光量

大型ストロボ > モノブロック > クリップオン

という順で、発光量に差があります。「光が大きさ=ライティングの自由度」です。

ストロボというと「固い光」というイメージを持たれる方もいるかと思いますが。正確には、「固い光」も「柔らかい光」もどちらも自由自在に作れるのが、ストロボです。ストロボ光は固いのは、光を直接当ててたり、被写体までの距離が近かったりするからなのです。十分な光量があれば、光を反射・拡散させて、柔らかい光も作れます。

光量が多いほど、自由度は高く、撮るのが楽です。

そして、もう1つの理由は…

モデリングランプの存在です。

大型ストロボの発光部と、モノブロックには、モデリングランプという電球が入ってます。この電球は、撮影の為の光源でなく、ストロボ光がこういう風に当たりますよ、という効果を、ストロボ発光前に確認する為のガイドです。

特に「暗い場所で、人物だけを光を照らす」などの撮影の際は、モデリングランプは便利です。クリップオンで暗い場所で撮ると、顔の影がどうなるか、撮るまで分からないと思います。でも、大型ストロボやモノブロックなら、ストロボに照らされる箇所が、モデリングランプで事前に確認できます。だから、無駄なショットが減るのです。

以上のように、実は、大型ストロボ(とモノグロック)は、クリップオンストロボよりも撮影が簡単なんです。だから、初心者の方にこそ、まずは大型ストロボを体験される事をオススメしてます。

一回、大型ストロボでじっくり撮れば、ストロボの光の質を感覚で分かるようになります。感覚さえ持っていれば、クリップオンの多灯にチャレンジする際も、楽になると思いますよ。

(昔は、3つ目の理由として、オプションの豊富さ、ってのも思っていたのですが。今は、クリップオン用のオプションも増えてきたので、光量による効果の差を別としては、さほど違いはないかな、と思っています。)

アリスパラノイアでは、大型ストロボの体験会のサポートも行っていますので、是非、触ってみてくださいね。(詳細はこちらの記事にて)


よろしくお願いします。
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